わんこが現場監督の工務店

IAU使用免震工法

免震性能
これまで建築物に採用されている免震支承の多くは「積層ゴム免震支承」でしたが、この免震装置ではある程度重さのあるビルなどの建物でないと有効でなく、木造・鉄骨造等の軽量建物には免震効果は期待できませんでした。
これに対し、軽量建物にも免震効果が得られるのが、「転がり免震支承」また「すべり免震支承」です。
その転がり免震支承とすべり免震支承を比較しますと、免震性能を決定づける摩擦係数において、
転がりの摩擦係数 ≒ 1/100 (3/1000~1/100)
すべりの摩擦係数 ≒ 1/10  (5/100~1/10)
と一桁違う性能を示します。 つまり転がり免震支承が一桁違う高い性能を持つわけです。

■転がり免震支承
ボールまたはローラーの転がり摩擦で、地震力を低減
摩擦係数が最も小さく、免震性能が最も高い
■すべり免震支承
すべり摩擦で、地震力を低減
転がり免震支承ほど摩擦係数は小さくなく、免震性能も良くない
■積層ゴム免震支承
ゴムの変形により地震力を低減
木造鉄骨造等の軽量建物では固有周期が伸びないため積層ゴム単独では免震しない